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2025.10.22

交通安全NEWS 日没前後の運転は要注意

日中もすっかり涼しくなり、どこからか金木犀が香る季節になりましたね。
今回は、日差しが弱まり、夕暮れがぐっと早まった今の時期に気を付けたい、薄暮時間帯の交通安全に関するニュースです。

警察庁では、日の入り時刻の前後1時間を「薄暮時間帯」と呼び、特に事故の多い時間帯として注意喚起をしています。
1年間を通し日の入り時刻と重なる17時台から19時台がこの薄暮時間帯に当たり、事故件数は他の時間帯より多く、特に歩行者と自動車の事故件数は昼間の約2.5倍にもなっています。
徐々に暗くなっていくこの時間帯は自動車、自転車、歩行者を問わずお互いの発見が遅れたり、距離や速度がわかりにくくなったりするため、より一層の注意が必要となります。
帰宅やお買い物で人通りも車通りも多いこの時間、事故に遭わない・事故を起こさないためには、どのような対策が有効なのでしょう。

●早めのライトオン
徐々に暗くなっていく中では、気が付いたら周囲が暗くなっていた、ということも起こりがちです。
薄暗くなる前に、早めにライトを点灯して視界を確保しましょう。
目安としては、日没の30分前から点灯し始めるのがおすすめです。
また、暗くなってからはロービームとハイビームを上手に活用して、歩行者や自転車を早く見つけられるようにしましょう。
●「かもしれない運転」を心がける
周囲が見えにくい時間帯こそ、「かもしれない運転」で周りの状況に注意しましょう。
まだ暗闇に慣れていない目では視認性が落ち、近い距離でも人の存在に気付くのが遅れてしまうことがあります。
暗がりやライトの影などにも注意し、気付くのが遅れてしまってもすぐに対応できるよう速度を落としてゆっくりと走行しましょう。
●反射材や明るい服装、ライトの活用
歩行者や自転車の利用者は、自動車から見つけやすいよう反射材を身につけたり、白や黄色など明るい色の服を着用しましょう。
反射材は衣服、靴、カバン、杖などに付けると目立ちやすくなります。
犬の散歩に出られる方は、首輪やリードなどにもライト、反射材等を付けておくことをおすすめします。
●歩道付近での交通ルール遵守
交通ルールを守るのは当たり前のことではありますが、夕暮れ時にはお互いに認知が遅れて避けられない事故となってしまう場合があります。
先述した通り薄暮時間帯では歩行者と車の事故が多くなる傾向があるため、注意しましょう。
歩行者は横断歩道ではないところを横断したり、道を斜めに横断したり、ふらふらと歩道から飛び出してしまったりなどせず、信号や標識をよく見て守る行動をしましょう。
車や自転車の運転者は、横断歩道では歩行者が優先であることを念頭に置き、横断歩道の手前では必ず減速し、人が横断する場合には停車して歩行者の安全を確保しましょう。

これからの季節、どんどん日没は早くなり暗い時間が増えてきます。
暗い時間は事故の起こる確率が上がりますが、一人一人がしっかりと安全を意識すれば減らしていくことができます。
周囲の状況を冷静に見て注意し、無事に家に帰れるよう安全な交通を心がけましょう。

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