2025.06.10
大震災と猛烈な豪雨に見舞われ、甚大な被害を受けた石川県能登半島へ、弊社社長含む有志でボランティア活動をしに行ってきました。
訪れたのは輪島市大沢町(おおざわまち)。NHKの連続テレビ小説「まれ」のモデルとなった町のひとつです。
大沢町は、日本海から強く吹き付ける寒い風や夏の暑い西日から家を守るための、約3メートルほどの細長い竹を並べて縛った高い垣「間垣」がずらりと並んでいる風景で有名な「間垣の里」です。その町並みは国の重要文化的景観にも指定されています。
しかし、人口の少ない町ということでなかなか復興が進まず、水や電気などのライフラインも断絶したまま、未だに人が住めない状況が続いています。
目の前が海であるこの町では、地震により海底が隆起し、海岸の地形も変わったと言います。
漁師の方々は最近になってようやく海に出られるようになってきたとのこと。
有志では、ボランティア団体を通じてこちらの地域に伺い、民家の片付け作業などに参加させて頂きました。
瓦礫や土砂などが残っていた家は輪島塗職人の方の家であるということで、震災によって生活や文化に多大な被害が出ていることを実感しました。
現地ではまだ他にも手を付けられていない状況の場所がありますが、使える道が限られているということもあり、復旧にはまだ長い時間が掛かりそうです。
保険を取り扱う私たちにとって、こうしてボランティアを通して復興に携わることはとても大事な活動のひとつであると思います。
弊社では、能登半島被災地支援のための募金箱を事務所に設置しています。
皆さんも、今もまだ被災地で日々生活している方々や、復興に向けて頑張っている方々のために、できることを考えてみてください。
そして思い立ったなら、小さなことでも実行してみましょう。
それは必ず、被災地の誰かへ届き、支えとなります。